旅費とは
小規模事業者持続化補助金の補助対象経費の中に「⑤旅費」という費目があります。
これは例えば展示会会場との往復など販路開拓を行うためにかかる費用を指します。
「⑤旅費」は申請の方法次第で採択~交付決定されにくい場合がありますので注意が必要です。
あくまでも販路開拓のため
この「⑤旅費」は出張に伴う交通費が負担されるので、大変重宝します。
ただ1点、忘れてはならないことがあります。
それは、あくまでも本補助金における販路拡大事業の一環として行く出張であることが必要です。
当たり前といえば当たり前なのですが、いざ補助事業期間が始まると、販路拡大助成事業とは関係ない名目・目的で 出張をされる方もいらっしゃるので注意が必要です。
またこれも当然ですが、申請通りの出張先であることが必要です。
例えば申請時に中国としていたにも関わらず、実際には韓国に出張した、といったケースはNGです。
公共交通機関を用いた最も経済的・合理的な経路
この「⑤旅費」の申請を採択、交付、補助金受給するためには「公共交通機関で」最も「経済的・合理的な経路」であることが必要です。
どういったことかといいますと、簡単に言えば電車・飛行機・バス等で、一番安く、かつ寄り道などの無い、最短距離で向かう移動手段であることが求められます。 東京から大阪に行く際に、北海道を経由したりするとこれはアウトです。お金も時間もかかってしまいます。
注意!こんな場合は採択されません
以下のような場合は補助対象経費として認められず、採択されませんので注意が必要です。
※勘違いされがちなものを抜粋しています。
・日当
⇒社内規定などで定めている日当については補助対象外です
・ガソリン代・駐車場代・タクシー代・レンタカー代・高速道路料金・グリーン車・ビジネスクラスなど追加料金
⇒上で説明した通り「公共交通機関、最も経済的・合理的な経路」というのがミソですね。
・視察、セミナー等参加の為の旅費
⇒個人的に最も注意すべき箇所です。
例えば販路開拓に伴う新商品開発のため、海外の工場に行くことになったとしましょう。
現地では原材料の調達であったり、納期に関する現地工場との調整など販路開拓事業に直接的に関係のあることを行います。これらの業務一連をまとめて「工場視察」といった言葉を用いると、申請が通りにくくなりますので、申請書には工夫をして記入をする必要があります。 私自身も以前この「⑤旅費」について、クライアント様から相談を受けて対応した経験があります。
お困りごとはご相談ください
補助金申請においては場合によってはせっかく申請をしたのに、書類不備から採択されないといった場合もよくあります。
そうならないためにも不安な方は専門家に一度お問い合わせください。
初回であれば無料相談に応じております。
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